HSP気質の私が納得した小宇宙についてお話していきたいと思います。
私は自分がHSPと気づいたのは大人になってから。
私が子ども時代にHSPという言葉は出回ってなかったので、当然なのですが…。
そんな私が小宇宙という存在を知ったことで納得でき楽になったのでHSPの方の参考になれば嬉しいです。
小宇宙とう存在を知れば、自分と他者を明確に分けることができ心穏やかに過ごすことができます。
HSPで相手の視線が気になる…。
どうしてあの人には伝わらないのだろう…とお悩みを抱える方の役に立てば嬉しいです。
幼い頃からの疑問
私は、他者の気持ちを必要以上に考えてしまう子供でした。
そして自分がそうなので、当然相手もそうだと思っていたのです。(絶対そんなわけない…(笑))
そんな私が抱えてた疑問…
「どうして同じ人間同士なのに分かり合えないの?」
幼いころから、人の気持ちの機微には敏感だった私だったので、人から相談されることもしばしばありました。
ですが、私が介入して上手くいくときもあれば、わたしの言葉が通じないときもありました。
通じないときは、何とか言葉を駆使して分かってもらおうと努力はするのですがそれでもダメなのです。
それがとても不思議でなりませんでした。
日本語を使ってちゃんと説明しているはずなのになぜか理解してくれないのです。
学生時代のわたし
学生時代の私はとにかく嫌われるのが怖くて仕方ありませんでした。
なので、相談役になることで居場所を作っていました。(けなげでしょ?笑)
HSPの気質が良かったのか、相談役にはピッタリだったみたいで常にグループの相談役となっていました。
ですが、相談を受けるばかりの私の相談を聞いてくれる人はごくわずかでした。
その僅かな相談に乗ってくれる子も私の満足のいく答えを返してくれる子はいませんでした。
自分と相手の気持ちのバランス
居場所を作るために、無意識に自分よりも他人を優先して考えるクセがついてしまった私。
そして、そのクセが他人にもあると思い込んでいました。
なので、こうしたらこう返してくれるはず!と思い込んでは、違う反応を返されて裏切られた気持ちになることは多々ありました。
原因は、ただ私が相手に期待し過ぎていたのです。
私がこんなに尽くしてあげてるんだから、あなたも返してくれるよね?的な重い女のようになっていたんだと思います。(怖すぎ…!笑)
今考えれば、私の勝手な思い込みで相手は何も悪くないと理解できるのですが、当時のわたしには「何でわたしばっかりこんな目に合うんだろう?」と本気で傷ついていました。
自分の気持ちと相手の気持ちのバランスが全くとれていませんでした。
私が与えすぎている(自己犠牲を払ってる)わりに、返ってくるものは微々たるものでした。
当時の私は、本当に自己犠牲精神の塊でした。(よく死ななかったな…笑)
他者視点から自分視点に切り替え
そんな精神のまま学生時代を過ごしました。
自分の悪いことろが全く分かっていなかったのです。
そんな私の転帰になったのが「母の死」でした。
人がこんなにもあっけなく死んでしまうのか…と人生について嫌でも考えさせられました。
その時に、今まで散々相手に尽くすような生き方をしたきたのだから今度は、自分の為に生きようと思ったのです。
それからは、嫌な仕事を辞め、自分の思ったままに生きるようになりました。
色々とやれたことはとても良かったのですが、それでも生きづらさは拭えませんでした。
何かがずっと心に引っかかって私を苦しめ続けていました。
それから、その答えを探すようにいろんなことを勉強する日々が始まりました。(主に読書)
そしてようやく、他者視点から自分視点へと切り替えることができました。(遅すぎ!!)
人は皆心の中に小宇宙を持っている
色々と調べていく中で、ようやくしっくりくる答えが見つかりました。
「どうして人と分かり合えないのか?」(一般人の場合の話)
それは、人それぞに価値観があり、見てるものも感じ方も違うからです。
「そんなことわかってるわー!」って聞こえてきそうですが、落ち着いて。
でも皆さん、こうしたら「普通はこう返ってくるでしょ!!」ってったことありませんか?
相手に期待してることありますよね?(私ほどじゃないにしても)
でもそれって自分の中の普通なんですよね。
自分の中にある考えなんです。
私たちは、自分の中にあるものしか外に出せないし見ることができないんです。
例えるなら、知識と似てるかもしれませんね。
りんごって言われた時に、りんごを知らないとりんごって分からないじゃないですか?
りんごを知らない人にいくら説明したって相手にはぼんやりor全く伝わらない現象が起きてしまいます。
それと一緒で、感情とか価値観とかも自分が知ってるものしか分からないんです。
結局私たちは、自分が持ってない(知ってない)と分からないということになります。
このような自分の中にある価値観や知識たちを私は、小宇宙と名付けることにしました。
私たちはみんな自分の小宇宙の中で生きているってことです。
ぞれぞれが自分だけの小宇宙を持っていてその中で生きていることになります。
だとすれば、自分と他人が完全に分かり合うっていうのは難しいというのが分かります。
これなら、話しても通じない相手がいることが理解できます。
だって自分あって相手にないものをいくら言葉で説明したって理解できないのだから。
いろんなことに気づけるHSPの人は世間的に弱いイメージがありますが、全くそんなことはないと私は思います。
たくさんのことに気づけて多くの気持ちを経験できるから相手のことが理解できるし、対策も考えることができます。
なので先回りして対策を考えることも得意じゃないですか?
嫌われても別にいいか…(笑)
というわけで、完全に分かり合えないことが理解できました。
このことを知ると、他人からどう見られようが気にならなくなります。
だって、私の見てる世界と他者が見てる世界は違うのだから。
気持ち次第で、見える景色が変わるなんてざらにあることですし、そもそも価値観が違えば見え方は違ってくる。
何が正解で間違いなのか?なんて誰にも分からないのです。
だったら、自分の信じたいものを信じて生きていくのが心も晴れやかになるのではないでしょうか?
他人の目を気にして生きてきた私ですが、相手にないものを生み出すことは不可能ですし(だってないのだから)、例え相手から嫌われたとしてもそれは私の1つの側面であってすべてではありません。
だから嫌われても、必要以上にダメージを受ける必要もないと思えました。
そもそもすべての人に好かれるなんて無理な話なんですから。(笑)
また本当の自分を相手に映し出すこ自体不可能じゃないかな?とすら思います。
なので、誤解が合って当然なのです。
なので相手から何か言われても、それを受け人れるか受け入れないかは自分が決めたらいいのです。
すべて自分の気持ちを優先して動いて何の問題もありません。
まとめ
個々が持っている小宇宙…。
その存在に気づければ、必要以上に他者のことで悩むことはなくなります。
見てるもの、感じてるものは本当に人それぞれです。
だから、相手に合わせて自分を変える必要なんて全くありません。
自分の小宇宙に従って、自分らしく生きればいいのです。
HSPの方は、相手に共感するあまり自分と他者を融合してしまいがちですが、適度は距離感は大切です。
相手も自分と同じだけ共感力が高ければバランスがとれますが、実際にそんな人は稀です。
なので自分とは深く繋がり、他者とは適度な距離を設けるのが良いのではないかと思います。
もし、他者と融合しそうになったら、小宇宙の話を思い出してくれたら嬉しいです。
それではまたー!!