周りを見渡せば、家族と言う形が当たり前のように存在しています。
ですが、その中身は傍から見れば全く分からないものです。
一家族一家族が全く違う形を形成しています。
決して一言では言い表せないものがその中に含まれています。
家族って一体なんなのでしょう?
夫の家族は絵にかいたような昔ながらの形
夫が生まれ育った環境は、地方のいなかで祖父・祖母・母・父・兄弟という昔ながらの構成です。
また、地方ならでは(?)の本家だったこともあり、普段から人の出入りは激しかったようです。
いつも人がいる環境で生活していた夫は、人が大好きなようです。
お母さんも子育てに専念しておられて夫が長男だったこともあり、とても大事に育てられたことがわかります。
また、お母さんは家族第一主義です。
私からみれば、自分を犠牲にして家族を支えてきた人だと認識しています。
そのおかげで、夫には家族は一緒にいる大切な存在として認識が植え付けられています。
わたしから見ても夫の家族は、昔の漫画に出てくる絵にかいたような素敵な家族だと思います。
それはお母さんが作り上げた家族の1つの形です。
私は都会育ちのありがちな家庭
一方で私はというと、都会の下町で育ち父は会社経営をしていた為、子育ては母に任せきりでした。
母は、障害を持った兄と年子の私の世話に追われる生活をしていました。
ですが、母はその間も自身の興味を失うことなく密かに勉強をしていました。
そんな母だったので当然、家に入るより外に出ていく方が向いていたことは間違いありません。
父が家庭を顧みず仕事に明け暮れる日々の中で、母の心が父から離れていくことは必然だったと思います。
母は私が大きくなるにつれて「離婚」を口にするようになりましたが、私は賛成でした。
大好きな母が今まで家族に尽くしてくれたぶん、幸せになってほしいという気持ちがあったからです。
ですが、母は病気になりその願いは叶いませんでした。
母は、私たちに精一杯の愛情を注いでくれましたし、私の母親が母でよかったと心から思っています。
ですが、結婚や家族というものに特段深い感情を持つことはできませんでした。
価値観の違う2人が家族になる意味
全く違う環境で育ち、そんな2人が出会い新たな家庭を築く。
とってもドラマチックで素敵な出来事だと思います。
でもそれは恋愛の時期です。
価値観の違いが心の距離を近づけてくれる…ですがいざ結婚して生活が始まると途端にいろんな問題が出てきます。
それはどの家庭も同じだと思います。
互い価値観をすり合わせよい塩梅のところで妥協しながら上手くやっていくことが結婚だとわたしは思っています。
ですが、あまりにも価値観がかけ離れるとすり合わせることがとても大変です。
わたしたちは正にそのパターンで、どうしてこうも対局にいるもの同士が結婚したのか?とつくづく思います。
神様のいたずらとはこのことを言うのか…と何度も嘆きました。
環境も家族に対する考え方もお互いの性質も全てが正反対に位置している私たち…。
この出来事にどんな意味があるのか?…と今もその答えは出ていません。
家族って何なんだろう?
家族ってなんだかんだいっても一番身近で、影響を受けやすい存在です。
そんな存在だからこそ大切にしないとダメだし、真剣に考えてしまいますよね。
夫がアスペだと分かり、私の「いつか分かり合える」という希望は打ち砕かれてしまいました。
ですが、夫が嫌いになったわけではありません。
確かに夫を好きだった時期があったのです。(苦しみすぎで埋もれてた記憶)
結婚についてもいーっぱい悩みましたが、結婚したんです。
家族を大切に思ってくれる夫と結婚したんです。
でもそれだけではダメでした。
夫の思いだけではダメなんです。私の思いもそこに重ならないとバランスを崩してしまいます。
私は、夫とは一緒に住めない。通い婚か週末婚か別居の選択肢しかありせん。
家族の形ってそれぞれじゃないですか?
だから、私たちの形で作っていくしかなと思っています。
人の数だけ、家族の形が合っていいんですもんね。多様性の時代です。
…家族ってやっぱりわたしには分からないことだらけ。
なので、ここからまた家族について考え直していこうと思います。
まとめ
夫が言っていた「普通が分からない」って言葉、あの時はとはいえ大体の範囲があるだろ!って心底思いました。
だけど、私だって細かく分解していけば「普通って何だろ?」って思う事案に出会う事ありました。
程度の差はあれど夫と似たような考え方を持っているのかもしれません。
というより、皆さんの中にも、人とは違うなと思う部分あるんじゃないでしょうか?
そもそも人ってみな違うものです(同一人物はいない)し、日本社会のしくみが平均的な普通の人間を作り上げていると思っています。
ちょっと話がずれましたが、家族って一般的に一緒にいて支え合って…
みたいな構図が一般的ですが、そういうの一旦忘れて私たちなりの家族についてもう一度考え直してみようと思ったのです。
今日はそんな感じでした。(笑)
それではまたー!!