私には、腐れ縁と呼べる友達が2人います。
一人は専門学生時代からの友人で、もう一人は、実習先で出会った友人です。
なんと前者の友人と後者の友人も実習先で出会いです。
ややこしいのですが、3人とも同じ実習先で出会ってそれからずーっと仲良くしてるってことです。
この3人に共通するのは、みんな変であるということです。w
だからここまで長く一緒にいれるのだと思います。
腐れ縁ってこういう事なんだと改めて思ったので、綴ります。
専門学校時代の友人Aくんとの出会い
私の腐れ縁友のAくん。
出会いは、専門学生時代でクラスは違いましたが目立つ存在だったので知っていました。
ですが、向こうの方もなぜか私のことを知っていました。(2クラスしかないから知っててもおかしくない。)
言動が派手なので、当初の私は苦手意識を持っていました。
グループ同士が仲良かったので、どうしても接する機会があったのでですが、極力避けていました。
すると「お前、俺の事嫌いやろ!?」とストレートに言われたので素直に「うん」と言うととてもショックそうにしていたことを覚えています。w
その後もめげることなく接触してくる彼にメンタル強いやつだなと思ってましたが、距離が縮まることはなかったです。
そんなAくんとの距離が近づいたのは実習先が同じになってからです。(奇跡的な確率です)
実習先で色々ありましたが、この出来事をきっかけに劇的に仲良くなりました。
実習先で出会ったBちゃん
Aくんと仲良くなるきっかけをくれたのがBちゃんです。
実習先でケンカをするわたしたちをなだめてくれて取り持ってくれたのがBちゃんでした。
めっちゃいい人。
Bちゃんは少し年上ですが面倒見の良いお姉さんの一面とぶっとんだ感覚を合わせ待つ不思議な人でした。
Bちゃんと出会ってから、私の価値観もだいぶ上書きされた気がします。
この実習をきっかけに3人でご飯に行くようになり、Aくんと上手く付き合えるようになった気がします。w
2人と出会ってから10年以上経ちますが、未だに付き合いがあることが不思議で仕方ありません。
腐れ縁っていいなーって思わせてくれる2人です。
皆さんにも腐れ縁ってありますか?
腐れ縁とは?
基本的な腐れ縁の意味は、なかなか切れない、または切りたくても切れない縁のことを言うらしいのです。
なので意味合いとしては、ポジティブなニュアンスよりもネガティブなニュアンスで使われる方が一般的なようです。
本当は、縁を切りたいと思っているが、何らかの理由があって切ることができない縁という感じです。
腐れ縁の由来
由来についてもいつくかあるようですが、いずれにしても「腐る」という意味が含まれているようです。
①一番有力とされているのが、腐った糸や縄の説です。
昔の日本では、糸や縄は日常生活で重要な役割を果たしていました。
その糸や縄も時間が経つと腐ることがありました。
しかし、腐っても簡単に切れるわけでなく、もつれてり絡まったりしてしまうそうです。
この状態を「腐れ」ていると形容され、そこから「腐れ縁」という事が生まれたと考えられています。
②もう一つ仏教的な観点があります。
仏教では、人々の間に存在する縁がたびたび登場します。
縁とは、物事や人間関係が繋がる原因や条件を指し、仏教の教えでは良縁と悪縁が存在します。
それらが、過去から未来に渡って人の運命を形作るとされています。
「腐れ縁」は、仏教的な概念に基づいており、特に悪縁や切りにくい縁をさしているようです。
腐るという表現は、関係が健全でなく悪化している状況を示しており、それでも完全に断ち切ることができない、何らかの因果が発生してる関係を指すみたいです。
この2つが由来としては有力なようです。
ですが、どちらも完全にネガティブな印象でることは間違いありません。
現代ではポジティブな意味で使われている?
とはいえ、私たちは「腐れ縁」という単語をネガティブなニュアンスで使ってる人は少ないんじゃないでしょうか?
実際にポジティブな使い方をしてる人も多いようです。
①長年続く友情やパートナーシップとしての腐れ縁。
長年にわたり続いている友情や愛情を込めて「腐れ縁」と表現しています。
まさしく私が言ってる腐れ縁です!
②離れられないが悪くないと関係としての腐れ縁。
理由がありなかなか縁は切れないが、必ずしも悪いことばかりではなく、むしろいい方向に働いた場合などに使うようです。
③ユーモラスな意味での腐れ縁。
偶然の再会や、頻繁に出くわすことによって「腐れ縁」という場合もあるようです。
④仕事や趣味での深い繋がり。
何度も一緒に困難を乗り越えてきた仲間との関係をポジティブな意味で「腐れ縁」と呼ぶことがあるそうです。
このような感じで場面に応じでさまざまな形でポジティブな意味合いで使われています。
言葉の最低義
時代と共に言葉の意味が変化することは珍しくないですよね?
腐れ縁に関しても、その一例でネガティブなイメージからポジティブなイメージに変換されてきています。
時代に合わせて言葉の意味も変わっていくところは面白いですね。
言葉も生まれては消える命のようなものですもんね。
現代辞書も私たちが持っていた頃に比べるとだいぶ変わっているのでしょうね。w
まとめ
本日は腐れ縁についてちょっと調べてみました。
言葉って必ず語源が合って、調べてみると案外面白いものですね!
私は腐れ縁に限らず、縁というものは存在していると思っています。
人に限らず、起こる現象の1つ1つに縁が存在してると解釈しています。
出会った人、場所、起こる出来事、その全てが縁であり、私たちは出会うべくして出会っていると思っています。
今、このブログを読んで下さっているあなたとも今が最高のタイミングで出会ったのだと思います。
現象の全てに意味があるのです。(なんかスピが入った。w)
ではまたー!!