女性の産後の体は、ボロボロです。
人間1人をつくり産んでいるわけですから、ダメージがないなんてありえません。
さらには、ホルモンバランスも乱れやすい時期です。
産後の奥さんが豹変した、怒りっぽくなったと感じた男性は多くいるのではないでしょうか?
この記事では、男性陣に産後の奥さんどう接したらいいのか?をお伝えします。
産後の女性の体ってどんな状態?
ようやく出産が終わり、一仕事を終えた女性ですが産後の体にはケアが必要です。
産後1カ月は、母体を休めるのが鉄則です!
女性の体がどうなっているのかまず知って下さい。
産後の女性の身体はどんな状態?
- 産後2~3日で母乳が出る
- ホルモンバランスの変動
- 後陣痛がおきる
- 外陰部の痛み
- 悪露がでる
- 足のむくみ
母乳が出る
女性の身体は、産後すぐにこどもを育てる準備に入るため母乳が出始めます。
ですが、これが痛いのなんのって…。
おっぱいが岩のように固くなり、とてつもないぐらいの熱をおびます。
そしてこのカチカチのおっぱいを助産師さんにマッサージしてもらってようやく母乳がでできます。
この激痛は出産と同等だと個人的には思っています。(マジで!)
母親ってホントにすごいんだよ。
ホルモンバランスの変動
産後って女性ホルモンが一気に現象するので、自律神経が乱れやすくホルモンバランスがとーっても崩れやすいんです。
なので、産後うつになるケースも多くあります。(私もそんな感じでした。)
とにかく気分が沈んで「こども早く大きくならないかな?」「窮屈だな」「しんどいな」って考えていました。
そして夜な夜なシクシク1人で泣いていました。(夫からするとホラー以外のなにものでもなかったと思います。笑)
このホルモンバランスの崩れは、通常なら産後3カ月~6カ月で戻るとされています。
私も場合も3カ月ほどでおさまったような気がします。
後陣痛がおきる
後陣痛とは、その名の通り出産後に陣痛がおきることです。
子供を産み役割を終え、大きくなった子宮が元の大きさに戻るときにおきる痛みだと言われています。
なので、体としては望ましい痛みとも言えます。(特別な治療はない)
また後陣痛の痛みは、生理痛に似ており通常なら2~3日でおさまると言われています。
後陣痛の対処方としては、お腹を温めることで和らぐそうです。
私は、おっぱいの痛みと格闘していたのでこの辺の記憶は特にありません。(笑)
外陰部の痛み
出産時にほとんどの方が、外陰部の切開を行います。
要は、赤ちゃんを出しやすくするためにお股を斬ることです。(陣痛が痛すぎて切開は全く痛くない)
そして産後すぐに縫うのですが、産後でアドレナリンがバンバンでてるせいか麻酔がないにも関わらずチクチクする程度。
しかし、これが翌日から激痛です。
とにかくお尻が痛い…。
少し動くだけでいちいち痛いです。(ドーナツクッションお世話になりました。)
年齢の程度はあるとは思いますが、私は1カ月ぐらいずーと痛かった記憶があります。(不快だった)
悪露がでる
悪露とは、産後に子宮内に残った分泌物の排出を言い、もちろん出血もします。
出産ってこどもが出たらそれで終わりじゃないんです。
こどもを育ててくれた子宮内に残っている残骸(?)を排出しないとダメなんです。
今までみたことないものが出てくるのでこっちとしても何度か焦ったことを覚えています。(笑)
私の場合は、貧血にはならなかったものの結構な出血量でした。
貧血で倒れる方もいるのでくれぐれも注意してください。
足のむくみ
妊娠中の血液量は、通常比べ1.5倍も増加するようです。
この血液が出産により一気に減少することで、水分不足となり身体が水を貯めこもうするのでむくみが生じます。
ですが、この時のむくみは正常時のむくみとは明らかに違います。
ホントに象の足のようなむくみ方をします。(足首なんてありません)
足が象のようにパンパンにむくんで「これ治るの?」と不安を覚えたほどです。
歩きにくいし、ダル重し、当然靴なんて履けません。(サンダル必須)
産後の女性は、トラブル続きで本当に大変なんです。
夫に救われた行動
とにかく、産後の女性がいろんなトラブルに遭遇することは理解いただけたでしょうか?
そんな大変な時期に夫が私にしてくれた素敵な行動についてお伝えします。
- 連れ出してくれた
- 否定せずに受け入れてくれた
- 私の意見を聞いてくれた
連れ出してくれた
当時の私は、家にこもることが苦手で外にでることを好む人間でした。
そんなわたしが産後一番きつかったことはずーっと家にいないといけなかったことです。
当時、義母がお手伝いに来てくれていたのですが、関係が浅いこともあって人間苦手な私にとっては結構はストレスでもありました。(義母はよくしてくれたよ)
この頃できることはいったらベランダに出て外の空気を吸うことぐらでした。
そんな私をみかねたのか夫は、夜に近所ですがドライブに連れてってくれました。
ほんの20分程度のドライでしたが、とっても気分転換になったことを覚えています。
否定せずに受け入れてくれた
当時の私は、ホルモンバランスの乱れが原因で、ちょっとしたうつ状態になっていました。
夜にシクシク泣くことはしばしば…。
そんな私でしたが、夫は否定も肯定もせずただただ受け入れてくれました。
今にして思えば、どう声をかけていいのか分からなかっただけだと思います。(笑)
とはいえ、なにを言わずに聞いてくれたおかげで気持ちが楽になったことは事実です。
わからない場合は、余計なことは言わずにただ頷くのがベターです。
女性は、アドバイスなんて求めていないので。(ここ大事)
私の意見を聞いてくれた
私の母親は他界しているため、義母は来てくれることになっていました。(頼んだわけではないですが気をきかせてそうしてくれました。)
前項でも述べましたが、人間が苦手な私にとっては結構なストレスでした。
義母に加えて、義父のなぜかきて飲んで帰るという謎の行動をしていました。
メンタルを崩していた私は、さすがに3日目で限界を迎え夫に帰ってもらうよう言いました。
すると夫は、すんなり承諾してくれました。
夫の言葉で、義父は帰宅することになりわたしのストレスの軽減されました。
夫の中ではやはり思う事もあったようですが、このとき何も言わずに聞いたくれたことはありがたかったです。
夫のNG行動
とはいえ、もっとこうしてほしいなどの要望ももちろんあります。
次に夫のNG行動についてもお伝えします。
- 基本的に母親任せ
- 言うまで動かない
- 短期間で終わる
基本的に母親任せ
子供が生まれたからと言ってすぐに母親になれるわけではありません。
第一子の場合ならなおさら分からないことだらけです。
なのに、男性はは子供が泣くと「なんで?」とすぐに奥さんに尋ねていませんか?
そんなもの奥さんだってわかるはずありません。(こっちだって初めてのことだらけです。)
分からないことをすぐに奥さんに聞くのではなく、一緒に考えることをおすすめします。
わたしは即答で「知らん。子供に聞いて。」とよく答えていました。(笑)
言うまで動かない
自宅に帰ると奥さんの仕事は一気に増えます。
今までやっていた家事に加えて育児が一気に加わります。
そんな大変な時に、すべて奥さんに任せきりにしていませんか?
あるいは、奥さんに言われたことだけをやっていませんか?
これすっごい奥さん側からするとストレスなんです。
子供で手一杯の中、夫に頼みごとをする余裕などありません。
子育ては、2人でするものです。
奥さんに言われてからするスタンスでは、奥さんに負担をかける一方です。
やることが分からない場合は、お風呂には入れる、夜中は交代で赤ちゃんの面倒をみる、家事は分担するなどのルールを決めておくといいかもですね。
短期間で終わる
奥さんに言われたことはやっているという男性にお聞きします。
それは言われたときだけではありませんか?
なんなら言われた時だけやればいいと思っていませんか?
これだと、奥さんのストレスは減りません。
最近、奥さんの対応が冷たい、言葉がきつくなったと心当たりのある人は、奥さん言われたことは覚えておいて繰り返しやってください。
それだけで夫婦関係が良くなることは間違いありません。
奥さんってみてないようでしっかり見てますし、感謝もしています。
何より、子供は2人の宝物です。
長期的な目線でとらえて、奥さんともいい関係をつくって下さいね!
奥さんにはとにかく睡眠を!
色々と書かせて頂きましたが、一番の解決策は産後の生活の仕方や役割分担をどうするのか?ということを前もってしっかり話し合っておくことなのかなーと思います。
特に大切なのは、奥さんに睡眠をとらせることです。(ここだけでも抑えて!)
産後って2時間おきぐらいで授乳をしなくてはいけなくてほとんど寝れません。
それに加えて、夜泣きなんてされるとマジで寝れない…。(地獄)
そうなるとメンタルなんて保てなくなって普通です。
男性側も仕事で疲れてるとは思いますが、奥さんが睡眠をとれるように配慮してあげてください。
夜中の授乳時は、授乳のときだけ奥さんの元へ子供を預けて終わったら自分が面倒をみてあげてください。
ミルクに切り替わっているなら、夜は交代で面倒をみるなどして奥さんを寝かせてあげてください。
女性は、出産すると性格が変わるとよく言われますが、育児という大変な仕事が増えるのでそうなっても仕方ありません。
というより、状況がそうさせてしまっていると言っても言い過ぎではありません。
奥さんに昔のままの可愛い女性を望むなら、男性が積極的に育児に参加しないとバランスが保てません。
産後は、子育てで手一杯になるケースが多く、夫婦の時間が減っていくことがほとんどです。
そこから、徐々に夫婦関係が落ち込んでいくケースも珍しくありません。
そうならないためにも、産後の話し合いをちょこちょこ進めておくことをおすすめします。
まとめ
産後の女性の体は、ジェットコースターのような変動を遂げますので、心も体も大変な時期です。
そこをどうケアするかで今後の夫婦関係が変わってきます。
仲の良い夫婦ってやっぱり旦那さんが育児にとっても協力的です。
何度も言いますが、子育ての協力は今後の夫婦関係に強く影響しますので軽視しないようお願いします。
素敵な夫婦関係を築いてくれることを願っています。
ありがとうございましたー!
ではまたー!